海外でwifiなしで合流できるか！？スペイン&モロッコ旅行記(第3話)

田口塾の西口です。

この記事は、スペイン&モロッコ旅の続きです！
前話はこちら↓↓

マドリードで友達と合流、フェリーでモロッコへ

マドリードで1人でぶらぶら観光して、スペイン旅行中だった外大生と合流しました。お互いギリギリまでwi-fiを使える環境にいたので、直前に連絡を取り合ってすんなり合流することができました。

そこからモロッコへ向けて、バスとフェリーを乗り継いでの移動を開始しました。

バスの中は既にフランス語とアラビア語が飛び交っていて、モロッコに「行く」というより「帰る」人が多い印象でした。wi-fiもないので自分たちがどのあたりにいるのかもわからないまま、バスの中で夜を越しました。

バスが港に着くとバスから降ろされ、しばらく待たされてからフェリーに乗り込みました。フェリーに乗る時も、列を作って並んでいたのにみんな横入りしたり抜かしたりで、律儀に並ぶようなところではなかったと思い出しました（笑）

そしてフェリーの中で出入国手続きを済ませて、モロッコに着きました。

世界史で習った「ジブラルタル海峡」をモロッコ人たちと一緒に船で渡る日が来るなんて、なんだか感動しました。

モロッコに着いて、次に乗るバスを待っていると、そこで突然男同士の殴り合いのケンカが始まりました。現地の人たちなのか、一緒にフェリーに乗ってきた人たちなのかわかりませんが、人が本気で殴り合うとこんな音がするんだ…と思ってしまいました。。けっこう近くで殴り合っていたので怖かったです。

その後無事バスに乗って、さらにカサブランカまで何時間か揺られました。

途中、パーキングエリア（とも呼べないけど、一旦休憩所とされているのであろうところ）でトイレに寄ったのですが、トイレットペーパーはもちろん、便座の座る部分もタンクの蓋もなくて、虫がたくさん飛んでいて、「あーアフリカ来ちゃったな」という実感を持ちました（笑）

余談ですが、タンクの蓋のないトイレはメキシコでも出会ったことがあって、水が流れる仕組みが丸見えなんですよね。これはこれで面白かったものです。

カサブランカに到着した後、予約しておいたホテルでもう一人の外大生の友達と待ち合わせをしていました。

しかしホテルに着くと、ホテル側のミスでダブルブッキングが起こっており、私たちが泊まれないことになってしまったのです。

ホテルの受付の女性は「ごめんなさいね、私もよくわからないの、ここに勤めるのは今日が初めてだから」と言っていましたが、嘘だと思います。それもあそこの商売ってものです。

女性は代わりのホテルを探して送ってくれると言っていて、早く行かないとそのホテルも埋まってしまう可能性もありました。よって、wi-fiも使えず、来るであろう友達には連絡できないまま、移動を開始しました。

次のホテルまで行くために女性がタクシーを捕まえようとしたのですが、私たちは見た目ですぐにアジア人観光客だとわかってしまい、現地価格の2倍以上の金額を提示されてしまうため、金額交渉がうまくいかず何台も見送るハメになりました（モロッコではメーター制ではないので、事前に金額交渉をしてから乗ります）。

やっと交渉が成立して、次のホテルまで送ってもらうと、なんとその女性からタクシー代を請求されました。

「あなたたちのミスでしょ？絶対払わないよ」
「いや、乗ったんだから払ってもらわないと困る」

そんな口論を何度かして、結局少しだけ払わされたんだったと思います。

そしてたどり着いた新しいホテルで部屋を確保することができ、そこでwi-fiも使うことができました。ただ、これから来る友達には「ホテルが変わったからここに来て」と連絡をしたものの、その子がwi-fiを使えず受信できない可能性が高かったので、かなり心配でした。

前のホテルの女性にも「待ち合わせている人がいるから、来たらこっちのホテルに案内してほしい」と伝えておいたので、ほとんどそれだけが頼りでした。

ホテルの狭いロビーで私たち2人はそわそわしながら待って、前のホテルで待ち合わせしていた時間から約3時間後、その友達はついにやってきました！！

泣いて喜んで、ハグし合いました（笑）

その友達も初モロッコ（初アフリカ）で、1人で、通信もないのに私たちと同じように振り回されながらここまで来てくれたと思うと、本当に感動モノでした。

あんなカサブランカの地で彷徨ったら終わりですからね、、。

カサブランカはろくに観光をしたのか覚えていませんが、こんな感じの景色でした。

1泊した後、フェズに向かいました。フェズの方が観光地らしくて見る場所が充実しているので、カサブランカではモロッコの現実的な生活、フェズでは観光のために守られた伝統といったように、どちらも見られる良い回り方ができたなぁと思っています。

フェズの市場で見た現地の人たちの商売の様子、フェズからスペインへ戻る旅路でのサバイバルゲーム（笑）については、次の記事でお届けします〜！↓↓