自分が合わないと思っても、会社や組織を叩かないで

日記
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田口塾の西口です。

田口塾が叩かれたわけでは全然ないのですが(ありがたいことに)、2020年を振り返る中でふと考えたことを書いてみたいと思います。

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合う組織・合わない組織がある

誰にでも合う組織と合わない組織があると思います。このサークルは居心地が良いけど、ここのバイトの仲間とは上手くやれていないとか。

私は自分では、ある組織との合う・合わないの差が激しいほうだと感じています。合う組織とはすごく合うのに、合わない組織だと全然ダメです。

例えば大学の時、田口塾でバイトをしていたのですが、すごく合っていたと思います。そうじゃなきゃ今戻ってこれてないですよね(笑)

一方で、自然食品の店でバイトしたことがありました。その時は本当に酷くて、寝坊遅刻しまくったし、無断欠勤もしたし、商品の袋詰めが上手くできなくて何回も怒られました。最後の方は出勤中の電車ですごく具合が悪くなって、途中下車した駅の階段で目の前が真っ暗になって…みたいなこともありました。後から、あれは出勤困難症とかそういうものだったかなと気付きました。

結局そのバイトは3ヶ月くらいで辞めてしまいましたが、辞める時の手続き的なものもかなり手間取って、一緒に働いた方達からは「なんて使えない子なの」と言われていただろうと思います。

私が合うほうの組織の人たちにこの話をすると、「超意外!」「一番そういうことしないタイプだと思ってた!」と絶対に言われます(笑)

ボランティア活動についても、大学1年生の時に、外国につながる子どもたちの日本語学習支援を半年間だけやりました。それも活動としては好きだったけど、まともに貢献できなかった自覚があるし、良い終わり方もできませんでした。

それに対して、最近参加させてもらっているボランティア「もってけ市」では、少しずつですが貢献できていて、私は合うと感じています。

あとは、新卒で1社目に入った会社ですね。入社当時は合っていると思い込んでいましたが、今振り返れば合っていなかったんじゃないかなと思います。

「合わない」と「悪い」は違う

こうしていろんな組織に属して、合う合わないを経験して思うことは、自分にとって「悪い」=みんなにとっても「悪い」だと思ってはいけないということです。

自分にとって都合の悪い出来事や環境があったかもしれませんが、その「悪い」は自分の主観でしかありません。

それに、自分がその組織に合うかどうかというのは、互いのコンディションやタイミング、性質など、様々な要因によります。他の活動で忙しかったらその組織との付き合いも悪くなるだろうし、たまたま組織内で相性の良い人と話せていれば居心地良く感じたかもしれません。だから、その組織自体が悪かったのではなくて、その時たまたま悪く見えてしまったということもあるのです。

とにかく、他の人にとって悪いかどうか、世間一般にとって悪いかどうかは、自分にとって悪かったということとはまた別です。よって、悪評を広めたり誹謗中傷したりするのは違うと思います。

合わない相手を傷つけるのは正義ではない

特にやっかいなのは、自分が経験した「あそこは悪い組織だった」を、広めることが正義だと思ってしまうケースです。

例えば私だったら、新卒で入社した会社を「悪い会社」だと考えて、後輩が入社を検討したときに「あそこは良くない会社だったからやめておいた方がいいよ!」なんて言うのは筋違いということです。

もちろん何か理由があって、おすすめしないと判断した場合は、悪口とかじゃなく伝えてあげていいと思います。
私も「のんびり働きたいです」って言う後輩に対しては、あの会社の社長が「バリバリ働いて成長したい人しか求めません」と日々言っていたから合わないかもね、とは伝えています。これは主観というより、事実をもとにした助言ですし、会社への悪口でもありません。

でも、その組織で自分が経験しただけの悪い出来事を、その組織に関わったらみんながその被害をこうむってしまうかのように考えて、それは防がなきゃいけない!などと正義感を持つのは、危険なことだと思います。

悪評を広めたり誹謗中傷をしたりすることで人が本当に救われることは無いのだと、理解しておく必要があると思います。

組織だけでなく人に対しても同じ

組織や会社だけではなく、人に対しても同じだと思います。

自分に合わない人だからといって、また自分が傷つけられたからといって、その人が「悪い人」なわけではありません。
その時、自分にとって都合が悪かっただけです。

だからその人に反撃するような悪評や誹謗中傷は、許されないし、止めなければいけないと思います。

最後に

すごく当たり前のことを言っているように聞こえるかもしれません。

ですが、これはすっかりインターネット社会になって、匿名で発信ができる世の中になって、かつコロナ禍で人々の心がささくれ立っている2020年の私たちにとって、すごく大事な「当たり前のこと」なんじゃないかなと思っています。

余談ですが、好きなのに悪口を言ってしまう場合もありますね。好きという気持ちの表現がひねくれてしまう時。
そんな時はできれば少し我慢して、優しくしてみてくださいね。

また、他の人に悪評や誹謗中傷の言葉を聞かされた時(ある人や組織の悪口を言っている人を耳にした時)には、その言葉を

  • 受け止める:傾聴し、その人はそう思ったんだと理解してあげる
  • 頷かない:悪評に同調しない
  • 鵜呑みにしない:悪評を信じすぎない

という「3U」で対応しましょう。私が今考えました(笑)恥ずかしいけど「3密」っぽくて2020年らしさあるでしょ?(笑)

以上、田口塾の西口でした!

※写真はご近所のベジとるさんのサラダです♪

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