田口塾の西口です。
私は高校時代バスケ部のマネージャー(男女バスケ部兼用)をしていたのですが、女バス独特の文化といえば「コートネーム」ですよね!
今回はこのコートネームについて、目的や用途、名付け方についてご紹介したいと思います。
コートネームとは?
コートネームとは、部活内で呼び合う名前のことです。
よく間違えられるのが「コードネーム」(笑)
悪の組織じゃないですよ(笑)コート内で使う名前だからコートネームです。
部員どうしでコートネームで呼び合うのはもちろんですが、顧問の先生からもコートネームで呼ばれたり、浸透度によっては部外のクラスメイトや友達からもコートネームで呼ばれたりすることもあります。
なぜコートネームを付けるの?
コートネームを付ける意味は、実はいろいろあります。
試合中に敵チームにバレずに名前を呼べる
試合の時は、背番号と名前を書いた名簿を相手チームに渡します。なので、実名で呼んでしまうと相手にすぐバレてしまいます。
例えば監督が指示を出す時に、「○○にシュート打たせろ!」って実名で呼んじゃったら、敵はその人にシュートを打たれないように注力してディフェンスしてしまいますよね。
もちろん、試合中に徐々にコートネームがバレていくこともありますが、カモフラージュとしては良い手段なのです。
試合中に呼びやすい
コートネームは基本的に呼びやすい名前が付けられています。
実名が4文字とか、呼んでいる名前が長いとかだと、プレー中に呼びづらいですよね。
特にバスケは、例えばパスを出す瞬間など、すばやく名前を呼ぶようなシーンがたくさんあります。
そんな時に、短くて発音しやすいコートネームがかなり役立つのです。
チームの一員であると感じられる
呼ばれる名前によって、「あ、自分ってここに属しているんだな」って感じられることがありますよね。
例えば「部長」って呼ばれると自分が部長だってことを実感するし、「○○ちゃんのパパ」って呼ばれると父としての自分を思い出しますよね。そんなイメージです。
コートネームがあって、みんなにその名前で呼んでもらえると、自分は仲間なんだなってちゃんと実感することができるのです。コートネームによって、仲間意識が強まるわけですね。
私の同期のメンバーも引退する時、「みんなに(その子のコートネーム)って呼んでもらえると、仲間として認めてもらえているんだって思えてすごく嬉しかったし、自分の中で大事な名前になりました」って言っていました。
期待されていることがわかる
一部の学校では、そのプレーヤーに期待することをコートネームに込めて名付ける場合もあるようです。
例えば足の速い人だったら「ラン」とかですかね。
なので、自分が何を期待されているのか、どういう役割を果たせば良いのかわかりやすくなります。
名付け方
名付け方は、先輩や先生が決めたり自分で選んだりと、各学校によっていろいろあるみたいです。
私の高校では、引退間際の2つ上の先輩がみんなで話し合って、入部したての部員のコートネームを決めて発表していました。
どういう名前にするかは場合によりましたが、第一印象のイメージで決まる場合もあれば、実名から連想されたものをコートネームにするケースもありました。
私のコートネームは「さら」でしたが、髪がサラサラだったから説が濃厚だそうです(笑)
また、文字数については2文字(小さい文字が入る時は3文字)が一般的だと思われます。
そのほうが試合中に呼びやすいからです。
私の場合は、プレーヤーが2文字、マネージャーが3文字でした!
私は入部した時はプレーヤーで、1年生の7月にマネージャーに転向したので、そのまま「さら」でした。
最後に
以上、コートネームについての解説でした!
ちなみに、私の場合は特にコートネームの使用範囲が広くて、高校の友達からはほとんど実名ではなくコートネームで呼ばれるし、大学時代に出会った旦那からも「さら」って呼ばれています(笑)
これからコートネーム文化を取り入れる皆さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね!