【受け取ってもらえるチラシ配り】営業や説得にも応用できる、チラシ配りのコツ

日記
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今週の田口塾は、チラシ配りウィークです!

今回は、チラシ配りをしてみて気付いた「チラシ配りのコツ」について、書いていきたいと思います。

チラシの内容や配布場所、事前準備については他のいろんな記事で書かれているので、この記事では「実際に配るときの、通行人への効果的なアプローチ」について書いていきたいと思います。

したがって、配るチラシは受け取り手にとってある程度魅力的なものに仕上がっている、という前提で読んでいただきたいです。

チラシ配りだけでなく、営業や説得にも応用できる内容だと思いますので、少しでも役立つ記事になっていると嬉しいです。

あとは単なる人間観察です。笑

相手が行動するまでの流れを分解する

チラシを受け取る人が、チラシの存在に気付いてから受け取るまでの流れを分解してみましょう。

ざっくり分けると、この2段階があります。

1. チラシに気付く→チラシを受け取りたいと思う

2. チラシを受け取りたいと思う→実際に受け取る

それぞれ詳しく見ていきます。

それぞれの段階で、相手に必要な情報を与える

1段階目
【チラシに気付く→チラシを受け取りたいと思う】

通行人はチラシに気付いてから、受け取りたいと思うまでに、以下の情報をキャッチして「受け取りたい物か」を判断します。

・欲しい物か
・気になる情報が載っていそうか
・受け取っても邪魔にならなさそうか
・(今の時期なら)感染リスクが低いか
・配っている人の感じが良いか

街で配られているものは何でも受け取る!という人はあまりいないので、ほとんどの人がこのように情報収集をした上で、受け取りたいかどうか判断しているのです。

よって、通行人がチラシに気付く場所から配布場所までが近すぎると、その人にとっていくら有益なチラシだったとしても、「受け取りたい」という判断ができないまま通り過ぎてしまいます。

私自身もチラシ配りをしていて、通り過ぎた後に「今見たらお菓子入ってた。取っとけばよかったな」という声が聞こえることがけっこうありました。

だから、「受け取りたい」と判断させるのに十分な時間を確保するために、

・通行人が少し遠くからでもチラシに気付く位置に立つ
・通行人が気付いた場所から渡したい物がわかるようにする。
 ┗チラシを持つ角度を工夫して、見せる
 ┗「お菓子入ってま~す!」などと声を出して伝える
・通行人がまだ近づいていなくても、感じの良い態度や姿勢でいる

といったことをしていきます。

2段階目
【チラシを受け取りたいと思う→実際に受け取る】

通行人が受け取りたいと思ってから、実際に受け取るまで、以下の条件が揃うことが必要です。

・受け取れる距離に配り手がいる
・他の通行人など、妨げがない
・配り手が、自分に対して配りたそうにしている

通行人はいくら「あっ、アレ受け取りたいな…」と思っても、受け取りづらい位置や状況だったら、頑張って受け取りに来るようなことはあまりできません。
また、配る側が積極的ではなさそうだと感じると、自分から「それください」と言いには来ません。

よって、相手が物理的・心理的に受け取りやすい環境をがっちり整えることが重要です。

受け取った本人は「やった!もらえた!」と思っていても、周りから見るとあたかも「すごい配りたそうにされたから、しかたなく受け取ってしまった人」と映るような状況で受け取ってもらうくらいが、ちょうどいいです。

一度断られても諦めず、複数回アプローチする

人は一度目に断っても、断ったことでその依頼についてよく考えるようになるので、二度目・三度目は受け入れてくれることがよくあります。

チラシ配りの場合、配り手が2人以上だった場合は、この「複数回のアプローチ」が可能になります。

2人なら、お互いが5〜10歩分くらい離れた位置に立って、1人目から受け取らなかった人に2人目が渡す作戦です。

1人目をスルーした時にほんの少し後悔する通行人は意外といるようで、そんな時に2人目から差し出されると、受け取ってくれる確率はぐんと上がります。

また、通行人が何人かで話しながら歩いてきた場合、そのうちの1人が1人目から受け取って、残りの人たちが興味を持ってくれたくらいのタイミングで2人目が差し出します。

さらに、配り手が3人以上いる時には、フォーメーションを組んでいきます。

例えば4人の場合。

1人目と2人目は歩道を挟むように左右に立ち、その5〜10歩離れたところに、3人目と4人目が歩道を挟むように立ちます。

こうすれば、歩道の右側を歩く人・左側を歩く人どちらにも物理的に渡しやすく、複数回アプローチも確実にできます。

人が行動に移すまでの道のりは長い

人に「行動する」という意思決定を下させるとき、その上で行動させるとき、それまでの道のりは、こちらが期待している以上に長いです。

チラシ配りで言えば、通行人がチラシに気付いてから受け取るまでは、意外と時間・距離・情報が必要なのです。

配る側はずっとそのチラシを見ていて、ずっとそこにいてチラシを配っていて、通行人がただ流れるように見えてしまうから、気付きづらい事実かもしれませんね。

何人もに同じ行動を取らせたい時は、今後もこれを忘れないようにアクションを設計していこうと思います!

以上、チラシ配りウィーク田口塾の西口でした!

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