【創作問題】小論文/順天堂大学スポーツ健康科学部公募推薦(第1弾)

小論文
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田口塾の西口です。

順天堂大学 スポーツ健康科学部の公募推薦を受ける受験生向けに、過去問の傾向に合わせた小論文の問題を作成しました。

小論文は対策材料を集めるのが大変だと思いますので、ぜひご活用下さい。

解説が必要な方、添削をご希望の方はぜひ田口塾へお問い合わせください。

問題

以下の課題文を読み、次の問いに答えなさい。

[設問1]

スポーツが精神障がい者に与えうる影響について、本文からわかることを60字以内で記述せよ。

[設問2]

現在の日本の精神医学における課題を解決するために、効果的と考えられる取り組みはどのようなものだと考えるか。スポーツ健康学科の観点から、あなたの考えを701字~800字で記述しなさい。

[課題文]

引用:https://medical-society-production-jseip.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/paper/pdf/33/2_1_2017_6.pdf

模範解答

[設問1]

精神障害者は、スポーツをすることで身体的・精神的に状態が改善するため、精神疾患に対する治療効果がある。

(51字)

[設問2]

 現在の日本の精神医学における課題のうち最も深刻なものの一つは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う諸活動の中止・延期・自粛によって、人々の精神的なダメージが大きくなっていることであると私は考える。外出自粛や対人コミュニケーションの不足によって、人々は閉塞感を抱えたり、相談やストレス発散が気軽にできなくなったりするという問題がある。また、生きがいとしていた活動を停止せざるを得なくなり、打ちひしがれてしまう人々もいる。

 こうした現状を改善するために、人と人とが接触をせずに行えるスポーツを行うことを促進し、そのスポーツの人口を増やす取り組みが効果的であると考えられる。例えばウォーキング、マラソン、家の中でも行えるヨガや筋肉トレーニングなどが挙げられる。人と接触しない中でも積極的にこうした運動を行うことで、本文にもある通り身体的・精神的な健康を取り戻すことができるだろう。また、同じスポーツをしている人どうしでコミュニティーができれば、オンラインであっても新しい会話が生まれて良い刺激になり、閉塞感を打破するきっかけになりうるはずだ。

 では、このようなスポーツ促進の取り組みはどのように行っていくべきか。それは、医療機関・政府・自治体・企業・個人などが協力して、市民がスポーツに取り組むよう促していくことが重要であると思う。具体的には、政府が感染対策とスポーツの両立について書いたリーフレットを作成し、医療機関や学校で貼り出す、筋肉トレーニング用品のメーカーがインフルエンサーにグッズを提供して宣伝させる、企業が行うオンラインスポーツイベントに政府が出資するなど、様々な形が考えられる。

 以上より私は、新型コロナウイルスによる人々の精神的ダメージを改善するため、感染リスクの低いスポーツを行うことを促進する取り組みが有効であると考える。

(769字)

より詳細な解説や、ご自身の書いた小論文の添削をご要望の方は、ぜひお気軽に田口塾へお問い合わせください。オンライン指導も可能です。

以上、田口塾の西口でした!

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