【創作問題】小論文/上智大学総合グローバル学部公募推薦(第5弾)

小論文
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田口塾の西口です。

上智大学 総合グローバル学部の公募推薦を受ける受験生向けに、過去問の傾向に合わせた小論文の問題を作成しました。

小論文は対策材料を集めるのが大変だと思いますので、ぜひご活用下さい。

解説が必要な方、添削をご希望の方はぜひ田口塾へお問い合わせください。

問題

[設問]
以下の文章は、バングラデシュの貧困の現状について、バングラディシュで働く日本人が書いた記事の一部である。これを読み、ストリートチルドレンが抱えている問題と、現地での解決が難しい理由について述べなさい。さらに、この状況を解決するためにできることについて、筆者の考えも踏まえながらあなたの考えを説明しなさい(800字以内、60分間)。

[本文]
 ストリートチルドレンが生まれる背景はいくつかあります。災害や病気などで親を亡くしたケース、親は生きていても虐待を受けたり親の再婚などをきっかけに捨てられてしまったケース、もしくは家族と共に住んでいるけれども、貧困のために路上に住み働かざるを得ないケースなどがあります。
 彼らは物乞い、売春、ゴミ拾い、物売り、工事現場での重労働、麻薬の売買の仕事などをして、毎日食いつないでいます。彼らの仕事の中で特に危険と言われているのが、売春と麻薬の売買です。どちらも言わずもがなですが、売春は幼い子どもの体だけでなく心にまで傷を負わせ、性感染症を患ったり、望まない妊娠をするリスクを伴います。妊娠しても中絶手術のお金もないため産まざるを得ず、貧困の中更に生活が困窮する事態に陥ったり、新たなストリートチルドレンを生み出すことに繋がります。麻薬の売買は、自分自身も麻薬を乱用することも多く、人格を崩壊させその後の人生を台無しにしてしまいます。
 また、仕事ではなく、路上に住んでいるだけでも常に危険は伴います。不衛生な環境で生活をしていることで病気を患い、医療も行き届かないのでそのまま命を落とすこともあるそうです。女の子のストリートチルドレンであれば、レイプなど性被害にあう危険もあるので、髪を短く切ったりり、男の子の服装をして、女の子であることを隠して生活する子ども達も多いそうです。
 2015年10月、私が初めてバングラデシュのダッカ・シャージャラル空港に降り立った時、空港を出てすぐ目にしたのは、渋滞する車の窓をひとつずつ叩いて物乞いをする老人や小さな赤ちゃんを抱くお母さんたちでした。繁華街を歩けば、裸足でシールを売っている子どもにずっと後をついてこられたりもしました。
 日本をはじめ豊かな先進国から来た人は少なからず衝撃を受けるであろうこの光景。私もバングラデシュに来たばかりの頃は、このような光景を目にする度に心が痛み、「この現状を変えられることにつながる行動をしたい」と思ったものでした。しかしながら、毎日のように目にしていると、その光景にいつの間にか慣れ、物乞いや路上で生活する人たちを見ても、今は当たり前の風景の一部として捉え、正直前ほど気にしなくなっている自分がいます。
 バングラデシュに訪れた人の中には、たまに「路上にいる物乞いの人たちに、現地の人があまりにも無関心で違和感を感じた」と言う人がいます。それは当然の感情だと思いますが、現地に住んでいる私には、現地の人がなぜこの衝撃的な光景に無関心でいられるのかなんとなくわかります。それは、どんな問題も、それが日常的に起こっている環境で生活をしていたら、それ自体が日常になり、多くの人がその問題を特別に意識しなくなるからです。
 加えて、自分の家族や仕事を第一に生活を送っている私にとっては、このような社会課題の解決に注力することは、時間的にも体力的にも厳しいと思っています。そうは言っても、みんなが無関心では、いつまで経っても状況は1ミリも好転しないことも事実です。そんな「何かしたいけれど具体的な行動を起こせていない」私は、自分ができる小さなことから始めています。具体的には、
・自分が賛同できる活動には、少額ではありますが、寄付で支援する
・路上で物乞いする子どもには、手持ちのお菓子をあげる。お金じゃないの? と思われるかもしれませんが、路上で物乞いする子どもの後ろには大抵それをコントロールする大人がいて、たとえお金をあげても最終的にはその大人に巻き上げられてしまう、と聞いたことがあります。それでも、路上の子どもを見ると、お腹が減っているように見えるので、食べ物をあげるようになりました
・自分が今従事している仕事を頑張る! 私が今力を注いでいるビジネスは、貧困層の人々の生活の向上につながる活動であることに加え、最終的にはバングラデシュの経済の底上げの一助となることを目標にしています。それが将来的にはストリートチルドレンを減らすことにつながると考えています
 私と同じように、「何かしたいけれど何をしたらのか分からない」 という人は、まずは「知る」 ことから始めてみてはいかがでしょうか?
(2018.03.01)

引用:https://www.abroaders.jp/article/detail/1929

模範解答

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