田口塾の西口です。
今回は英作文の書き方について、特に「内容が思いつかない!」というお悩みに応える解決策の1つをご紹介します。
英作文、理由が思いつかない?
典型的な英作文問題の1つは、賛成か反対かという自分の立場と、その理由を書くものです。
ただ、理由を2、3個挙げなければならない場合に、1つは思いついても、それ以上思いつかないという方がけっこういると思います。
このときの対処法をご紹介しますので、テクニックの1つとして活用していただけたら嬉しいです。
今回は内容の思いつき方に焦点を置いているので、例題や解答例は全て日本語で書いていますがご了承ください。
思いついた理由を細分化
はじめに思いついた1つの理由とは別の理由を新たに挙げるのは大変です。
そんなときは、既に思いついている理由を細かく分けることによって、2つもしくは3つにしましょう。
《例題》
近年、オンラインショッピングを使う人が増えています。これからもこうした人々は増え続けると思いますか。
《はじめに思いつくこと》
- 増え続けると思う
- 理由→オンラインショッピングは楽に買い物できるから
ここから理由を細分化して、増やしていきます。
《細分化》
楽に買い物できる→何を買う時に楽になる?
- 重い物
- 定期的に買う物
- 遠くの店にしか売っていない物
すると、解答の構成としては下記のようになります。
《解答の構成》
- オンラインショッピングを使う人は増え続けると思う
- 理由の1つ目は、重い物を買う時に店から持ち帰らなくて済む
- 理由の2つ目は、定期的に買う物が決まっていたら、毎回店に行く必要がない
- 理由の3つ目は、遠くの店にしか売っていない物でも行かずに手に入る
- 結論として、オンラインショッピングを使う人は増え続けると思う
このように、理由を1つしか思い浮かばなかったとしても、それを2つ、3つに増やすことが可能なんです。
細分化のしかた
それでは、1つの理由を細分化するには、どのように考えたらよいでしょうか。
私なりのやり方は、「5W1Hで考える」ことです。
- What(何が、何を、何に)
- Who(誰を、誰に、誰と)
- When(いつ)
- Where(どこで、どこに)
- Why(なぜ)
- How(どのように)
ただし、この中でWhyとHowは細分化には使いづらいので、それ以外をうまく活用すると良いと思います。
先に述べた例では、「何を買うときに楽になるか」、つまりWhatを使って考えましたが、それ以外を使うとどうなるか試してみましょう。
Who
楽に買い物できる→誰が買う時に楽になる?
- 高齢者
- 妊婦さん
- 仕事で忙しい人
《解答の構成》
- オンラインショッピングを使う人は増え続けると思う
- 理由の1つ目は、高齢者が家を出なくても買い物できる
- 理由の2つ目は、妊婦さんにとっても便利
- 理由の3つ目は、仕事で忙しい人も店に行かずに買い物できる
- 結論として、オンラインショッピングを使う人は増え続けると思う
When
楽に買い物できる→いつ楽になる?
- 病気の時
- 感染予防をしたい時
- 買い物に行く時間がない時
《解答の構成》
- オンラインショッピングを使う人は増え続けると思う
- 理由の1つ目は、病気の時でも横になりながら買い物できる
- 理由の2つ目は、外出しなくて済むため感染予防になる
- 理由の3つ目は、買い物に行く時間がなくても店に行く必要がない
- 結論として、オンラインショッピングを使う人は増え続けると思う
Where
楽に買い物できる→どこの物を買う時に楽になる?
- 家から遠くにある店の物
- 海外にしか売っていない物
- 混んでいる店の物
《解答の構成》
- オンラインショッピングを使う人は増え続けると思う
- 理由の1つ目は、家から遠くにある店の物を買える
- 理由の2つ目は、海外にしか売っていない物も買える
- 理由の3つ目は、混んでいる店の物もレジに並ばずに買える
- 結論として、オンラインショッピングを使う人は増え続けると思う
以上のように、5W1Hといった「問いを立てるヒント」を使えば、簡単に理由を細分化することができます。
おわりに
いかがでしたか?
英作文の内容が思いつかないという方、理由を複数個挙げるのに時間がかかってしまうという方に、ぜひご参考いただけたら嬉しいです。
より詳細な解説や、ご自身の書いた英作文の添削をご要望の方は、ぜひお気軽に田口塾へお問い合わせください。オンライン指導も可能です。
田口塾の西口でした!