ホワイトボードの和訳と解説/スパイダーマン新作タイトル発表動画

日記
スポンサーリンク

田口塾の西口です。

スパイダーマン最新作のタイトルが発表されましたね!

タイトルは『Spider-Man: No Way Home』

スパイダーマン 新作タイトル決定! タイトルは『Spider-Man: No Way Home』

この動画だけでもわくわくしますね!!

そしてこの動画の中で話題になっているのが、タイトルが書かれたホワイトボード。

タイトルを決めるときのブレインストーミングのように、タイトル案とそれに対するツッコミがたくさん書かれています。

ファンにとっては読み解き甲斐がありますね!

というわけで、一つ一つの意味や、背景情報を解説していきたいと思います!

スポンサーリンク

タイトルの和訳と解説

“No Way Home”について、単語の意味はそれぞれ、

  • No:~がない
  • Way:道、方法
  • Home:家への、家に

なので、直訳すると「家への道がない」となります。

よって、よりタイトルらしく訳すと「帰り道なし」「家には帰れない」とかになると思います。

これまでのMCUシリーズの映画では、

1作目が”Spider-Man: Homecoming”、2作目が”Spider-Man: Far From Home”だったので、

“home”続きで来ていますね。

タイトル候補とコメントの和訳

ここからは、ホワイトボードにあるボツ案と、それに対するツッコミコメントを和訳解説していきます!

左上から時計回りに行きます。

・HOME SWEET HOME(ホラーゲームの題名です)

→GROSS(キモい)

※ホラーゲームだから「キモい」とツッコんでいるのですね。

・HOME WORLDS(ビデオゲームの題名です)

→BORING!(つまらない)

※こちらもビデオゲームに対して「つまんない」とコメントしていると思われます。

・CAN’T FIND HOME(家が見つからない)

→WHAT?(はぁ?)

・CLOSE TO HOME(家に近い)

→Hits too close to home!(わかりすぎて無理)

※hit too close to homeは英語の表現で、「(物語などが)自分の体験と重なる部分が多く、不穏な気持ちにさせる内容だ」という意味になります。

コロナ禍で多くの人がステイホームを強いられていて、むやみに遠出できないという状況も踏まえてのコメントです。

・STAY AT HOME(家に留まれ)

→STOP(やめて)

→Hard pass(絶対に却下)

※passは「(提案を)断る、見送る」という意味で、hardがつくと名詞で「絶対却下」という意味になります。

・ZOOMING HOME(家でZOOMする)

→Please. Stop.(お願い、本当にやめて)

・HOME SCHOOLED(自宅教育を受ける)

→AUNT MAY SAYS NO.(メイおばさんが嫌だって言ってる)

※主人公のピーター(=スパイダーマン)は幼い頃に両親を失い、父方の叔父ベンと叔母メイに育てられ、ベンが亡くなった後はメイと2人で暮らしていたという背景があります。

home schooledは、学校などではなく自宅で家庭独自の教育を受ける、という意味合いも含まれるので、

メイおばさんが「そんな教育はうちではやりません」という反応をしているということですね。

・HOMESICK(ホームシック)

→UGHHH!(うわぁぁぁ!)

※これは推測ですが、今回のタイトルが”No Way Home”ということは、家に帰れないという状況があることは確かですよね。

なので、「ホームシック」という言葉はけっこう切実なのかもしれません。

そういう意味で「うわぁぁぁ」なのかなと想像しました。

・WEBCAMMING

→KEEP IT PG!(子どもは見ちゃだめよ!)

→needs “home”(「home」が必要)

※WEBCAMMINGはいわゆるAVサイトです。

keep it ◯◯は「それを◯◯のままにしておく」という意味で、PGはParental Guidance(親の同伴)の略なので、

子どもが大人無しで勝手に見てはいけないような過激なコンテンツということです。

それに、お伝えしたとおりタイトルが”home”続きで来ているので、”home”入ってないじゃん、という指摘もありますね。

なんでこれが書かれたのかなと考えたのですが、おそらく一作目の”Homecoming”を受けて”~coming”的なもの(実際には微妙にスペルが違いますが)を入れたのかなと思いました。

・FAR FROM HOME(スパイダーマン前作のタイトルです)

→WE DID THIS ALREADY!(僕たちこれは既にやったじゃん!)

→Come on!(しっかりしてくれよ!)

・HOMEMADE(自家製)

→Too Cutesy(かわい子ぶりすぎ)

・HOME ALONE(1990年公開の、有名なコメディ映画の題名です)

→COPYRIGHT ISSUES!(著作権の問題!)

・WELCOME HOME(おかえりなさい)

・HOMERUN(ホームラン)

→What??(はぁ??)

→SPORTSBALL!(それスポーツの話やん!)

※sportsballはスラングです。スポーツに興味のない人やスポーツが好きではない人が、球技のことを「sportsball」と言うみたいです。

baseball、basketballなど「~ball」という球技が多いため、「ナントカボールでしょ」みたいなテンションだと思われます。

・NO PLACE LIKE HOME(我が家が一番)

→trademarked?(商標登録されている?)

※no place like homeは、直訳すると「家のような場所はない」ですが、家に代えられる場所などない、という意味合いから意訳しています。

・WANNA GO HOME(家に帰りたい)

→We’re already there!(僕たちは既に家にいるよ!)

・WORK FROM HOME(家から仕事する)

→PLEASE NooOoo(お願いやめてぇぇぇ)

イラストの解説

タイトル案やコメントだけでなく、イラストがたくさん描かれているのも気になりますね。

ここからは推察も多くなってしまいますが、一緒に想像を膨らませながら読んでいただけると嬉しいです。

アイアンマンのアークリアクター

アークリアクターとは、アイアンマンのスーツの動力源になっている部分のことです。

また、体内に入ってしまった爆弾の破片が心臓まで達しないように、体外から電磁力でその破片を引き付けるという役割も果たしていました。

アイアンマン2の時のアークリアクター
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーの時のアークリアクター

アイアンマンは『アベンジャーズ/エンドゲーム』で亡くなっているのですが…

ホワイトボード上にはなんと2つも描かれていますので、出てきてくれるのかな?と期待してしまいますね!

スパイダーマンにとって父のような存在であるアイアンマンが、今作でどう関わってくるのかが見所ですね!

4次元キューブ

4次元キューブとは、瞬時に移動することを可能にしてくれるパワーのある石(スペースストーン)の入った箱のことです。

4次元キューブを掴むロキ

マーベルシリーズでは結構な数の作品に登場している重要なモノですが、新作スパイダーマンでも関わってくるのでしょうか!?

いくつかの構造式

化学の授業で習った記憶のある「構造式」がいくつか描かれていますね。

これも推察にすぎないのですが、マーベルシリーズのドラマ『ワンダビジョン』では六角形がポイントになっていて、それを暗示しているのではないという説があります。

スパイダーマンウイルス

今蔓延している例のウイルスに似た、スパイダーマンウイルスがいますね。。

「ホームシック」の真下に描いてあるので、”sick”(病気)という意味で描いたのかなとも思いました。

いずれにせよ、今の時代だからこそ登場したウイルスくんでしょうね。

終わりに

以上、新作スパイダーマンのタイトル発表動画に出てきたホワイトボードに関する和訳と解説でした!

調べて書くの結構大変だったので(笑)、読んでくださった皆さまには楽しんでいただけていたら嬉しいなと思います。

また余談ですが、動画でトム・ホランド(スパイダーマン役)が着ているTシャツがユニークで、これもまた話題になっています。

求める辺の長さが「X」で書かれているので、「X-MENと関連があるのでは!?」という声も見かけました。

そんな関連ももしあったら楽しいですね、、!!

田口塾の西口でした!

日記
スポンサーリンク
田口塾の中の人