田口塾の稲川です。
今回は「勉強の効率を上げるTo Doリスト」の作り方について紹介していこうと思います。
To Doリストとは、その名の通り、やりたい事や終わらせたい事をリスト化したものです。
勉強だけでなく、家事や仕事のリストとしても利用出来るので、一度やり方を身につければ、時間を効率的に使えること間違いなし!
特に受験生がTo Doリストを作るメリットとしては、
- タスクの量がひと目でわかる
- 優先順位がはっきりする
- やり忘れを防げる
- 一日の達成度がわかる
と少し考えただけでも多くあります。
では、早速作り方を紹介します!
①メモ帳を用意
まずはリストを書くためのメモ帳を用意します。
個人的には、手のひらサイズのメモ帳がオススメです。
ルーズリーフなど紙っぺら1枚のものではなく、ノートのように書き溜めていける冊子タイプのほうが良いと思います。ペラ1枚だと失くしやすく、リストを作る・管理する・振り返ることが習慣化しづらいです。
②やることを書き出す
次に、チェックボックスの隣に今日勉強することを書いていきます。
ポイントは、タスクを書く時に、必ずそのタスクにかかる時間の目安を書くことです。
そしてその時間の合計が、一日の学習時間と同じになるように調節してください。
例えば平日5時間勉強できるなら…
- システム英単語 30m
- 英語長文復習 1h
- 日本史通史 2h
- 古文単語 30m
- センター現代文1h
(m=分 h=時間)
こんな感じに書いていきます。
時間も同時に記入すると、無理な計画を立ててしまうことを防げますし、1つのタスクに時間をかけすぎて他のタスクができなかった、ということも無くなります。
さらに、この時に具体的すぎることをTo Doとして記入しないことがオススメです。 計画を立てる時に、単語の数やページ数を厳密に決めないようにしましょう。量にこだわると当初決めた計画よりも時間が伸びてしまい、タスクが終わらない可能性が高まるためです。
「30分で100個の単語を学習する」と目標を立てるのではなく、「30分でできる限り単語を進める」と決め、30分で自分がどのくらい進められたかを勉強後に確認します。
もし、あまり進まなかったら、45分に増やしてみてもいいですし、思ったよりも進んだのなら20分に減らすこともできます。量を目安に時間を調節するのではなく、時間を基準に量を考えてみてください。
③終わったらチェックを入れる
タスクをこなしたら、チェックを入れていきます。
目標達成を視覚的に捉えるというのは、モチベーションを上げるためにも重要ですね。終わったらどんどんチェックを入れていきましょう。
④一日を振り返る
その日の最後に、作ったTo Doリストを元に一日を振り返りましょう。
もしかしたらリストに書いた以上のことが出来たかもしれません。あるいは、タスクに割り当てた時間では、全然足りなかったかもしれません。
どちらにしても、次の日の勉強計画を立てるための参考にしてください。
ここで、振り返る時に、自分の出来なかったタスクにマーカーなどで色をつけてみてください。
すると自分の「逃げ」が見えてくると思います。というのも、人間は無意識で同じタスクを後回しにすることが多いんです。
マーカーをつけて自分の「逃げ」を発見したら、次の日はその逃げたタスクから勉強を始めましょう。
⑤一週間を振り返る
一週間ごとを目安に、To Doリストを振り返ってみましょう。
1週間の勉強時間を記録するも良し。終わらなかったタスクの数を確認するも良し。自分に合った振り返り方を探すのもこのリストの面白い所です。
この5つの手順であなただけのTo Doリストが完成します!
最後に
いかがでしたか?思ったよりも簡単だと感じましたか?
計画はあくまで勉強の効率を上げるための道具ですので、実はこのくらい簡単な方がちょうどいいです。
受験勉強は時間との戦いです。第1志望への合格を勝ち取るためにも、限りある時間を有効活用しましょう!
ぜひ、受験生のためのTo Doリストを皆さんも作って勉強してみてください。
以上、田口塾の稲川でした!