【徹底解説】上智大学新入試「TEAPスコア利用型」とは?

受験
スポンサーリンク

田口塾の稲川です!

今回は上智大学の入試試験の1つである、「TEAPスコア利用型」について説明していきます。

上智大学では、今までもTEAPを利用した入試方式がありましたが、仕組みが大きく変わりました。
早いうちから対策をし、周りと差をつけるためにも、TEAPスコア利用型についての情報をきちんと把握しておきましょう

スポンサーリンク

TEAPの基本情報

⚠TEAPに関してご存知の方は、TEAPスコア利用型についての欄まで読み飛ばしてください。

TEAPとは

そもそもTEAP(ティープ)とは、

Test of English for Academic Purposesの略語で、上智大学と公益財団法人 日本英語検定協会が共同で開発した、大学で学習・研究する際に必要とされるアカデミックな場面での英語運用力(英語で資料や文献を読む、英語で講義を受ける、英語で意見を述べる、英語で文章を書くなど)をより正確に測定するテストです。

https://www.eiken.or.jp/teap/

つまり簡単に言えば、TEAPは上智大学が開発した英語外部検定試験であり、大学での学びを目的とした英語能力が測られます。

また青山学院大学や早稲田大学など、上智大学以外でも多くの大学がTEAPを採用しています。

TEAPには、

  • TEAP(2技能)6,000円
  • TEAP(4技能)15,000円
  • TEAP CBT(4技能)15.000円

の3種類が存在し、上智大学の入試で使うためには4技能型(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)の試験を受けなければいけません

試験概要

試験会場は、全国26都道府県(北海道、宮城、秋田、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、富山、石川、長野、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、広島、香川、福岡、長崎、熊本、沖縄)で行われています。
⚠TEAP CBTは全国13都道府県で実施

試験は年に3回実施されます。

2021年度は 

  • 7月18日(6月6日)
  • 9月12日(8月22日)
  • 11月21日(10月24日)                           

()内はTEAP CBTの日程

の日程で行われます。

試験内容

TEAPは、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能がそれぞれ100点となっており、計400点満点の試験です。

大学の学習における英語能力が求められるため、それに対応した単語の知識や長い講義を聞けるリスニング力などが必要です。

詳しい内容や対策については、また他の記事で書こうと思います。

TEAPスコア利用型について

まず、2021年度から始まるTEAPスコア利用型の大きな特徴としては、TEAPの点数が圧縮されて、そのまま英語の点数になることです。

今までのTEAP利用型では、基準のスコアを超えた人が学部学科の独自の試験(英語以外)を受ける、という方式でした。例えば、280点が基準の点数だとすれば、285点の人も380点の人も、同じスタートラインに立って、その他の教科の試験を受けることができていました。つまりTEAPの点数で、大学独自の英語試験が免除されていたと考えてもらって大丈夫です。

しかし、2021年度からのTEAPスコア利用型では、400点満点を150点満点に圧縮して点数化します。

400点の人は150点、300点の人は115点というように、TEAPの点数によって差が生まれてしまうんです。

さらに、今までのTEAP利用型では、受けた全ての試験の中から各技能の高得点を組み合わせることができました。が、TEAPスコア利用型では、それが出来なくなりました。

だからこそ、1回1回の試験で前回の自分を越えられるように努力しなければなりません。

TEAPスコア換算 早見表

【もともとのスコア】÷ 2.67 =【圧縮後のスコア】

もともとのスコア圧縮後のスコア
400150
390146
380142
370138
360135
350131
340127
330123
320120
210116
300112
290109
280105
270101
26097
25094
24090
23086
22082
21079
20076

⚠割り切れないので多少のズレがあります。また、それぞれの技能を均等に圧縮した場合の点数を出しています。

最後に

ここまで読んだ皆さんは、新たに始まったこの試験方式において、TEAPがどれだけ重要かわかったのではないでしょうか。

上智大学のYouTubeでは、まずは300点を目標スコアとして勉強するようにと話していました。

上智大学2021年度一般選抜【TEAPスコア利用型】について

年に3回の限られたチャンスしかない試験ですが、TEAPを受けた時点で大学受験はもう始まっていると思い、気を引き締めて取り組んでください!

田口塾では、TEAPをはじめとする英語試験の対策も個別に行っていますので、ご興味を持っていただいた方はお気軽にお問い合わせください(^^)

以上、田口塾の稲川でした!

受験
スポンサーリンク
田口塾の中の人

コメント