【創作問題】千葉大園芸学部(緑地環境)後期小論文(第4弾)

小論文
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田口塾の西口です。

千葉大学園芸学部(緑地環境学科)の後期の二次試験は小論文ですが、対策のための材料が少ないので、似せた問題と模範解答を作成してみました。

受験する方には、第1弾からご参考いただけると嬉しいです。

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問題

以下の資料1、2を参照し、次の問いに答えなさい。

【資料1】

◆SDGsとは?

持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された,2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。 SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。

外務省,Japan SDGs Action Platform『SDGsとは?』
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html

【資料2】

◆グリーンインフラ

グレーインフラとは、従来のコンクリート等により整備されたインフラである。一方、グリーンインフラとは、「みどり」が元来持っている多様な機能について、改めて着目し、その多様な機能をインフラとして利用することにより、従来のただ見て、愛でて楽しむ「みどり」ではなく、機能面でも活用していく考え方である。グレーインフラと、グリーンインフラは、完全に断絶されたものではなく、それぞれの中間的な領域も存在する。また、グリーンインフラの整備が進み安定的に機能を発揮することとなれば、グレーインフラの縮小につながることも考えられ、総合的に経済性が向上することも考えられる。

出典:名古屋都市センター『人口減少時代におけるグリーンインフラの活用方策について』
https://www.nup.or.jp/nui/user/media/document/investigation/h29/No131.pdf

問1

資料1で説明されているSDGsについて、17のゴールの中からあなたが達成のためにこれから特に取り組みたいと考えるものを1つ選び、解答欄に番号で記入しなさい。また、そのように考えた理由を200字以内で記述しなさい。

問2

資料2の内容を踏まえて、グリーンインフラとして活用されている「みどり」の事例を1つ以上挙げ、それがどのような点でグリーンインフラであると言えるのか、300字以内で説明しなさい。

問3

グリーンインフラの活用は、SDGsの17のゴールのうち、どのゴールの達成に対してどのように貢献しているか、300字以内で説明しなさい。なお、取り上げるゴールは1つでも複数でも構わないが、どのゴールについて言及しているのか具体的に明記すること。

模範解答例

問1

15

自身の経験を通して陸上資源の重要性を感じたためである。私は病気がちだった幼い頃に、都会から田舎に引っ越した。以来よく畑へ行き、野菜を収穫して食べたり、そこに住む生物を見て心を休めたりしていた。そのおかげで心身が健康になったため、陸の豊かさが人間にとって重要だと理解できた。以上の理由から、持続可能な社会をつくるために、私は特に陸上資源を守ることに取り組んでいきたいと考える。

(189字)

問2

屋上庭園は、グリーンインフラとして活用されている「みどり」の一例である。ビルなどの建物の屋上を緑化することによって、建物内の室温が下がり、夏には空調に費やすエネルギーを削減することができる。都会であればヒートアイランド現象の抑制にもつながる。また、保水機能の高い庭園であれば、ダムのように治水・利水の役割も果たすことができる。さらに、人々を楽しませる景観としても機能する。以上と同様のはたらきをするグリーンインフラの他の事例としては、街路樹や公園、緑化された建物の壁面などが挙げられる。中でも屋上庭園と公園は、その内部でレクリエーションを行うことができるため、その意味で人々の健康にも貢献しうる。

(298字)

問3

グリーンインフラの活用は、目標15の達成に貢献する。「みどり」を排除するのではなく守り、共生を図ることがグリーンインフラの考え方であるため、それは必然的に陸上資源の保全につながるからである。加えて、目標2の達成にも役立つ。特に先進国が自然の力を借りて農業を盛んにし、食料自給率を上げることで、発展途上国で育てられた作物の輸入に頼らずに済むため、発展途上国の人々にも食糧が行き渡る可能性が高まるからである。さらに、目標13の達成にも貢献しうる。気候変動による大雨、洪水、土砂崩れなどの災害には、保安林をはじめとする「みどり」の活用で対策が可能であり、これはまさにグリーンインフラの概念と一致している。

(299字)

補足

より詳細な解説や、ご自身の書いた小論文の添削をご要望の方は、ぜひお気軽に田口塾へお問い合わせください。

以上、田口塾の西口でした!

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