【当日できる】緊張をほぐす具体的な方法

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田口塾の西口です。

それまで一生懸命準備してきたものがあると、当日はとても緊張するものです。例えば試験を受けるのは緊張しますよね。

もちろん、自信満々になるまで努力を積み重ねて、余裕で受けられるなら問題ないです。でも、自分にとって大きなチャレンジになるような試験の場合、そんな状態にするのは難しいと思います。

そこで今回は、試験当日でもできる緊張の解決方法を幅広くご紹介します。あなたにとって全てが有効とは限りませんので、どれか1つでも参考になれば嬉しいです。

2分間、このポーズを取れ

TEDのこの有名なプレゼン、見たことありますか?

TED [ideas worth spreading「面接前にこのポーズをとれ、ボディランゲージが人を作る」 by エイミー・カディ[日本語字幕]

この中で語られていることをざっくり言うと、
・心の状態は体の状態を作るよね(自信がないと背中が丸まる等)
・実は逆も然りで、体の状態は心の状態を作るんです
・だから心をコントロールしたかったら、まずは体をその状態にしてみよう
って話なんです。

あなたは心をどんな状態にしたいですか?自信があって前向きで、強い心にして試験に挑みたいですよね?

それでは、足を肩幅より少し大きく広げて立ち、偉そうに腰に手を当ててください。真っ直ぐより若干上を向きます。お尻に力を入れて、必要以上に胸を張って、そして全力の笑顔を作ってください!

その状態を2分間キープします。

人に見られるのは恥ずかしいと思うので、ぜひトイレの個室か家でやってくださいね。笑
できれば鏡の前でやってもらえると、視覚的にも自信のある状態の身体を認識できるので、さらに効きます。

最初は「自分何やってるんだろう…試験も不安だしこの状況から逃げたい…」と、ネガティブな気持ちが渦巻いているのですが、1分間過ぎたあたりから「あれ…?もしかして自分イケるかも…これ大丈夫かもしれない…乗り越えられる気がしてきた…!!」という、自信が湧いてきて、頭の上から足先に向かってスーーっとポジティブな気持ちが流れてきます。その流れを一生懸命感じ取ってください。

全力の笑顔も、最初は気持ちの悪い作り笑顔ですが、それで大丈夫です。2分間終わる時には本当の笑顔になっているはずです。

その2分間を終えると、景色が少し変わって見えます。そこからはあまり深く考えず、自分の作った流れに乗りながら1日をこなせばOKです。

嘘だと思ったら、ぜひやってみてくださいね。私も受験期これで乗り越えましたし、これを教えて実践してくれた生徒も、効果があったと言っていました。

緊張の反対は集中

一般的には、「緊張」の対義語は「弛緩」(しかん)です。張っているか、緩んでいるかです。

でも、試験に臨む精神状態としての緊張の反対は、リラックスではなく集中だと私は思っています。

なぜ緊張してしまうかというと、不安な気持ちが入ってきて、それに支配されてしまうからですよね。それなら、不安な気持ちが自分の認識の中に入ってこないようにしておけばいいわけです。

よって、試験中はとにかく自分が向き合う1問1問に集中して、解くことだけに一生懸命になりましょう。

試験中に一番考えてはいけないのは、試験全体の出来や合否についてです。「この大問は8割は取らないといけない」「この科目は7割取っていないと合格できない」など、試験全体のことを考えながら解いていると、目の前の問題に集中できなくなります。

とにかく目の前の問題に集中することで、不安や緊張が入り込む余地をなくしてしまいましょう。

緊張の反対がリラックスではないと言ったのは、リラックスすると逆に眠くなったり戦闘態勢じゃなくなったりして、試験のコンディションとしては良くないからです。

ということで、試験前日までは合格への思いを強く持って準備に励みつつも、当日は「まあ合格しなくてもいいや、とりあえず後悔しないように試験に取り組めれば」くらいの気持ちで臨んでみてください。

「緊張くん」は敵ではなく味方

緊張だけに限らず、ネガティブな気持ちをうまく対処する考え方の一つに、感情の擬人化という方法があります。
つまり、感情をなにか生き物とかキャラクターとかに見立てて、自分の中にいてくれていると考えるのです。

緊張の場合は、試験で緊張しているときには、自分の中に「緊張くん」が存在しています。重要なことは、「緊張くん」が自分の中にいることを認めて、戦おうとしないことです。そして無理に追い出さず、一緒に試験会場まで連れて行ってあげて下さい。

「緊張くん」は、敵ではありません。味方です。なんなら、「緊張くん」はとてもとてもあなたのことを応援してくれています。

そして「緊張くん」と一緒に、問題に立ち向かってみて下さい。

緊張している具体的な理由を明らかにする

あなたはなぜ緊張しているのですか?

自分の緊張を当然のことと思わず、「なぜ?」を繰り返して深堀りし、緊張の原因を細かく細かく探ってみてください。
そして、その原因らしきものが本当に不安になるべきものなのか、検討してみてください。

※あくまで、実力は合格ラインまで来ているのに、緊張のせいで実力を発揮しきれなさそうなケースを想定してます

・合格できるか不安だから
→合格点を取れるか不安だから
→自分が解ける問題が出るかわからないから
→解けるかわからない問題に挑むのは初めてでしたっけ?今まで塾での演習や模試は?同じく解けるかわからない問題を出されて、でも一定ラインまで解けてたわけですよね?

・他の人のほうが優秀そうに見えるから
→他の人を見てしまっている、意識してしまっているから
→他の人より点数が悪かったら不合格になってしまうから
→隣の人より点数が悪かったら不合格になりますか?自分が合格最低点以上を取れれば、今あなたが意識してしまっている周囲の人より点数が悪くても、合格になりますよね?そもそも「優秀そうに見える」からといって、本当に優秀かどうかはわかりませんよね?他の受験生を評価していないで、自分の勉強を最後までやりましょう。

このように、緊張を漠然と抱えないで、自分の中でその原因を明確にしておくことが重要です。それだけでもだいぶ楽になります。

そして原因が特定できれば、対策も打てるようになります。

最後に

以上、本番当日にできる緊張のほぐし方をご紹介しました!

個人的には、最初のポージングが一番有効だと信じていますが(笑)どれがあなたにハマるかわかりませんので、ぜひ色々試してみてくださいね。

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