【個別指導】「生徒一人一人に歩調を合わせた指導」ってどういうこと?

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田口塾の西口です。

田口塾では、「生徒一人一人に歩調を合わせた指導」を常に実践してきました。具体的に言うと、以下のようなイメージなのですが…

・各生徒のペースに合わせる
・講師は勉強しろ等うるさく言わない、見守るスタイルが多い
・でも生徒が目標を達成できるようにちゃんと導いていく

いや、これってどういう状況??見守るのと導くの、後ろから支えるのと前から引っ張るの、両立できるのか??

でもたしかに、田口塾ではそれが両立しています。

それでは、この田口塾での「一人一人に歩調を合わせる」とはどういうことなのか。私ならではの考えを書いてみたいと思います。

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ペースを上げるのは講師ではなく生徒

まず前提として、勉強のペースを上げるのは、講師ではなく生徒です。

この場合の「ペース」というのは、勉強量と難易度を指すと思っていただくと良いと思います。
1日で3問解くより10問解く方がペースが速いし、基礎問題より応用問題をクリアする方がペースが速いと言えます。

私たち講師は、1回の授業で基礎問題を5問解くのがちょうど良いくらいの生徒に対しては、その通り、基礎問題5問をやります。「年間のカリキュラムが決まっているから8問やらなきゃダメ」なんてことは言いません。

逆に、宿題を出していなくても生徒の方から「これを次回までにやってきます」とか、「解いてみたので添削お願いします」とか言ってきてくれる場合も多いです。そんな時もその生徒のペースに合わせて、やってきてくれた分を解説したり添削したりします。

例えるなら、「徒歩より速く進めません」という生徒を無理やり自転車に乗せたりはせず、「じゃあ今は歩きで進んでみよっか」と言って、一緒に歩きます。「車で高速乗って行きます!」という生徒には、車も高速代も用意しちゃいます。小規模で柔軟な田口塾ならではの対応だと思います。

生徒がペースを上げるための手伝いをするのが講師

先ほどもお伝えした通り、私たちは生徒のペースを勝手に上げさせたりはしません。あくまで生徒のペースに合わせます。

ただし、本当にずっと生徒のペースだけに任せていてはいけません。
生徒は目標を達成するためにどのくらいのペースが必要なのかわからないし、ペースの上げ方もわからないからです。

千葉県から北海道に行きたい時に、ずっと徒歩で進んでいたらいつまで経っても着きませんよね。自転車、バイク、車とペースを上げないといけません。

そこで私たち講師は、生徒が自分でペースを上げるための手伝いをします。

生徒がペースを上げるためには、

(1)勉強が楽しいと思える
(2)目標を達成したいと思える
(3)このままじゃ達成できないと危機感を抱く
(4)頑張れば達成できるかもと思える

といったような、目標達成のために主体的になること、自分の勉強に当事者意識を持てることが必要になります。

生徒がこういう状態になるために、田口塾の講師は例えばこんなことをしています。

(1)勉強が楽しいと思える

授業はわかりやすくて、穏やかな雰囲気で行われます(ピリピリしない)。
1クラスあたりの生徒数も1〜5人と少ないので、変に堅苦しくしないで、会話するように教えていきます。

ちょっと難しいけど解説を聞くとよくわかる、そんな快感を覚えられる難易度の授業が多いです。

また、各科目の面白さも授業内で伝えていきます。
私たちは自分が担当する科目が基本的に好きなので、「ほら、こんなところが面白いよね」と、趣味を教えるみたいに教えています(笑)。

(2)目標を達成したいと思える

田口塾には大学生講師がたくさんいますが、その大学生たちが大学での楽しい話をたくさん聞かせます。講義の話、留学の話、サークルの話、他でやっているバイトの話などなど。髪を染めたり、ネイルが新しくなったりもします。

それから、大学受験で合格した話もたくさんします。

それを間近で見聞きする高校生としては「自分も合格して大学生になりたい!」「〇〇先生と同じ大学行きたい!」と、強く思うんですよね。

学校ではこういう大学生には出会えないし、他の塾だと大学生が大学生であることを秘密にしないといけないところが多いので、こういう環境は田口塾ならではの大きな魅力だと思います。

(3)このままじゃ達成できないと危機感を抱く

田口塾では、大学の過去問を中心に扱います。よって、その大学の合格まであと何点足りないか、だいたいわかってしまうのです。

講師も、「〇〇大学に合格する人は〇〇点くらい今の時点で取れてると良い」とか、生徒が間違った問題に対して「これは簡単だから解けないとね」とか、素直に言います。

また、講師が受験生時代にやっていた勉強法を伝授したりすると、そこまでやらなきゃいけないんだ…!と、ハッとしてくれる生徒も多いです。

(4)頑張れば達成できるかもと思える

田口塾のこれまでの卒塾生は、もちろん余裕のよっちゃんで合格していった人もいますが、ギリギリすぎる状況で合格を勝ち取った人たちもけっこういます。
講師がそういう卒塾生のエピソードを話したり、講師自身がそうだったりすると、聞いている生徒も希望が湧いてきます。

また、生徒は実力があっても不安になるものです。講師は実力的に心配ないと思えば「大丈夫だよ、そんなに心配いらないよ」と、ちゃんと伝えます。

以上が、生徒が自分で自分のペースを上げるための、講師の手伝い方の例でした。

エピソードを挙げればもっとたくさんありますが、講師と生徒の関係をなんとなくイメージできてきましたでしょうか。

ちなみに講師以外の部分でいくと、田口塾は違う学校の塾生どうしが仲良くなることも多いので、塾の友達と一緒に勉強する楽しさ、良きライバルとしての競い合いなども、生徒が自分でペースを上げられるようになる要因です。

このようにして生徒が自分でペースを上げられるようになると、例えば徒歩だった生徒が「先生、次は自転車で行きたいです!」と言ってくれるようになります。大人が無理やり自転車に乗せた場合よりも成長しやすいのは当然ですよね。

生徒が主体的になってきたら、講師はペースのコントロールをお手伝い

上記のようにして生徒が自分でペースを上げられるようになる、つまり目標に向かって自分から勉強できるようになると、今度は生徒がどのくらいのペースで走り続けたら良いのかをアドバイスする必要が出てきます。

例えば、どの科目をどの時期にどのくらいスパートをかけるべきかといったことや、英語を例にあげれば、リーディングをどのくらいやってリスニングの対策をいつからどのくらいすれば間に合うのかなどです。

私達は、各生徒が目標達成に向けて適切なペースで進められているか、勉強面も精神的な面も含めて都度確認しています。
そして、修正が必要だと思えば、そのためのアドバイスをしていきます。

実現できるのは、講師の面倒見の良さのおかげ

以上、田口塾の「生徒一人一人に歩調を合わせた指導」を詳しく書いてみた結果となります。

改めてまとめると、生徒のペースに合わせて授業内容を柔軟に決めます。
そして、ペースを上げた方が良い、逆に下げても良い、または維持させたいなと思ったら、生徒が自分でそうできるような手助けをします。
全ては、その生徒の目標と現状を鑑みて、その都度対応していく、ということです。

これが実現できていて、毎年一定の合格実績を出せているのは、各講師の面倒見の良さのおかげだと本当に思います。

徒歩の生徒には辛抱強く一緒に歩いて寄り添う。車で高速に乗る生徒には自分たちもそのスピードで走れるよう全力を尽くす。そして生徒をよく観察し、コミュニケーションを取り、成績だけではなく人として向き合うことで、初めてその生徒の「ペース」が見えてきたりする。

そんな日々の講師と生徒のやりとりによって、田口塾の文化である「生徒一人一人に歩調を合わせた指導」が実現しているんだろうなと思っています。

講師の皆様、いつもありがとうございます!!

この記事を読んでくださった皆様には、少しでも田口塾のことがわかっていただけたら嬉しいです(^^)

田口塾の西口でした。