田口塾の西口です。
千葉大学園芸学部(緑地環境学科)の後期の二次試験は小論文ですが、小論文の対策をしたことがない、どう勉強したらよいかわからないという受験生が多いのではないかと思っています。
私は塾で2021年・2022年と緑地環境の小論対策の指導をさせていただいて、対策方法として有効だと思ったことをここに記録しておきますので、今後受験される方はぜひご覧ください。
書く、添削を受ける、書き直す
小論文の対策において最も重要なことは、解答を作り、添削を受け、満点レベルになるように書き直すこと、またそれを繰り返すことです。
できるだけいろいろな問題に触れ、書き直しを通して自分の解答力を高め、何を勉強すればいいかを把握しましょう。
また、模範解答がある場合はそれを見て、自分の小論文と比較します。模範解答に書かれている内容や表現を盗んで、自分のものにしていきましょう。
過去問を全て解く
それでは、何を解けばいいのかというと、まずは過去問ですね。
緑地環境学科の後期試験で小論文が出題されるようになったのは2019年度からのようなので、2019、2020、2021、2022と全て解きましょう。
出題のされ方やテーマは毎年異なりますが、傾向は必ずあるはずなので、それを知っておくことは重要です。
また、過去に出題されたテーマはもう一度出題される可能性がありますので、過去問と同じような問題が出たら満点を取れるように、復習と書き直しをしておきましょう。
類似問題を解く
過去問だけでは対策材料が少ないので、類似する問題を解くことをおすすめします。
私の場合は、似せた問題と模範解答を作成しています。このブログにもいくつか載せていますので、ご参考ください。
また、慶應大学の看護学部の2018年度の小論文や、同じく慶應大学の法学部の2015年度の小論文は、緑地環境学科の小論文で扱われそうなテーマが出題されているので、対策として活用しました(2022年度にはかなり近い問題が実際に出ました!対策が当たると嬉しいですね)。
出題されそうなテーマについての知識をインプット
小論文でハイスコアを目指すためには、うまい文章を書けているだけではなく、専門的な知識や具体的な情報を含めることができなければいけません。つまり、「自分、ここまで勉強しましたよ!」ということをアピールすることが大事なのです。
理想は、インターネットで調べながら書いたのか!?と疑われるくらい、詳しく書けることだと思います。
したがって、出そうなテーマに当たりをつけて、それに関して小論文で書けるレベルまで知識を定着させましょう。例えば気候変動問題なら、京都議定書、パリ協定、それぞれが何年にどうなって、、などです。
問題を作ってみる
小論をいくつか解いて問題を見ることに慣れてきたら、自分で問題を作ってみて、その解答も自分で作るというのもおすすめです。
問題を作るとなると、どんな問題が出そうかをより具体的に推測したり、それについて調べたりすることが必要になるので、この作業自体がとても勉強になります。
私からは、テーマの選び方や問題の質、難易度についてアドバイスをしたうえで、解答の添削を行っています。
後期まで頑張ろう!
科目が小論文しかないとなると、前期入試が終わってから気が抜けてしまうという人もいるかもしれません。しかし、前期入試から後期入試までの短期間でも、小論文の出来は大きく変わってきます。
勉強すべき内容を明確にして、一日一日を無駄にせずに頑張りましょう!
小論文指導をご要望の方は、ぜひお気軽に田口塾へお問い合わせください。オンライン指導も可能です。
以上、田口塾の西口でした!
コメント
[…] このように、ちゃんとお題を予想すれば当たることもありますので、出題傾向を考え抜きましょう(千葉大園芸学部緑地環境学科の小論文でも予想が当たったので本当に嬉しいです)。 […]