【具体的方法】恐怖に打ち勝つ「アンカーソート」

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田口塾の西口です!

今回は、恐怖に打ち勝つ方法の一つをご紹介したいと思います。

恐怖というのは、緊張や不安なども含めて、何かが怖くていつも通りに動けなくなるような状態を指します。
恐怖への打ち勝ち方というのは、ある考え方をすることが対策になるというものです。

最近この考え方を知ったのですが、私の小さい頃やっていた対策と全く同じだったので、その経験をもとに説明していきたいと思います。

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おばけや霊への恐怖が人一倍あった

私は小さい頃、特に小学生の時、おばけや霊をめちゃくちゃ怖がっていました。

家のトイレに1人で行くのもやっとで、小5くらいまではお母さんについてきてもらってました(笑)
リビングが1階だったのですが、自分の部屋のある2階に上がるのもすごく怖くて、極力行かないようにしていました。
トイレの窓から何かが覗いているんじゃないかとか、2階の部屋に誰かいるんじゃないかとか、そういう恐怖に耐えられなかったのです。

ただ、毎回親についてきてもらうわけにもいかなかったので、夜にトイレに行きたくなった時や部屋に行かなければいけなくなった時には、ひたすら「好きな人に告白するシーン」を思い浮かべて、自分を落ち着けていました

自分でもなぜそれをしているのかわかっていなかったのですが、好きな人に熱心に告白するシーンを想像して、ちょっと気持ち悪いですが表情まで作ったりして、そのシーンに感情移入していました。

「アンカーソート」を持つ

これは実際に有効な対策でした。

どういうことかというと、これは「アンカーソート」(anchor thought)というものだったのです。

Anchorは碇、つまり船が流れてしまわないように定位置に戻ってくるためのもの。Thoughtは思考、考え。よって、いつでもその考えにしがみつけば定位置に戻ってこれる、というような考えのことです。アメリカの著名人であるメル・ロビンスさんが提唱した概念みたいです。

恐怖を感じて心臓がバクバクした時に、何か楽しくワクワクするような情景を鮮明に思い浮かべて、その時のワクワク感までイメージすると、脳が「ワクワクしてるから心臓がバクバクしているんだ!」と勘違いし始めます。

すると、生命の危険ではないと脳は判断し、本当に恐怖感が和らいで、ネガティブな感情を排除することができるのです。

私が小さい頃にやっていた対策はまさにこれでした。恐怖でドキドキしても、告白するドキドキだと脳を勘違いさせることで、その場を乗り切ることができていたわけです。

「アンカーソート」を持っておこう

このアンカーソートは、恐怖で身体が震えたりいつものパフォーマンスを出せなかったりする人にとって、すごく有用だと思います。
実際に試してみると、本当に効きます!

アンカーソートは、その時々で考えるよりは、「いつもこれを思い浮かべる」というイメージを予め持っておいた方がいいと思います。
なぜなら、イメージするのに慣れている情景のほうが、スムーズに感情移入できるからです。

またプラスアルファで、同じシーンの想像をルーティーンにしておくことで「いつもと同じことをする」という安心感もあります。

これから大事な試験を控えているなど、緊張する場面が待っている方は、ぜひ参考にしてみてください!

以上、田口塾の西口でした。

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