映画『モネ・ゲーム』(Gambit)感想。英米日の3国が交わる大満足コメディ!

Colin Firth
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田口塾の西口です。

今回はコリン・ファースの見どころ盛りだくさんな『モネ・ゲーム』(英語名:Gambit)の感想を書いていきます!

コリンの他の作品についてもたくさん書いていますので、こちらからぜひご覧ください。

※ネタバレを含みます

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コメディなのにちゃんと伏線回収がある

シャバンダーがタカガワに勝って絵を落札したこととか、バカ日本人が騒いでいるところとか、日本の立ち位置っていったい…と思っていたんですが、ちゃんと最後のどんでん返しに繋げてくれたのがとても良かったです!

コリンは基本的に他国の人やマイノリティを尊重する態度なので、日本への偏見がたっぷりこもったまま終わるのは不自然だなとは思ってました。
コリンの映画の重要な場面で日本が絡むなんて、日本人として本当に嬉しいです。

また、コリンの脱ズボンシーンの尺が思ったより長くて(笑)想定よりずっと可笑しなコメディだな!と思いましたが、最後はちゃんと視聴者までも騙してまとめてくれて大満足でした。

耳が嬉しい英米英語

コリンなどイギリス俳優たちのブリティッシュアクセントと、キャメロン・ディアスのアメリカンアクセントがたくさん聞けて、耳がとっても嬉しくなる映画でした!

コリンの英語はもちろん好きだし、少佐に至ってはコテコテのブリティッシュに聞こえました。
逆にキャメロンはわざとかと思うくらい超アメリカンで、同じ言語なはずなのに発音やイントネーション、ボキャブラリーでこんなにも違いが出るか!と感動しました。

コリンの脱ズボンシーンでも、コリンは”trousers”、キャメロンは”pants”と言ってましたもんね。

キャストどうしの繋がりに大注目!

モネ・ゲームは2012年公開作品でしたが、コリン・ファースの映画をたくさん観ていると、既に共演したことのある人やその後繋がる人が見つかってきます!

まず、2003年に『Love Actually』で共演したアラン・リックマン!ハリーポッターのスネイプ先生役で有名ですね。
Love Actuallyの時はコリンとアランはすごく絡みがあったわけじゃなかったけど、今回はそんな大物2人がバチバチやり合う画が最高でした。

また、2014年に公開された『レイルウェイ 運命の旅路』(The Railway Man)で共演した日本人俳優がいました。石田淡朗さん!
モネ・ゲームでは日本人集団の後ろの方にいる、脇役未満エキストラ以上みたいな役でしたが、The Railway Manを観ていたのですぐに気付けました。
The Railway Manではコリンと石田さんが出るシーンが違うので、一緒に撮影をしたことがあるのかはわかりませんが、面白い縁だなと思いました。

そして、最後に堕作を本物と判断してしまうザイデンベイバー役のスタンリー・トゥッチ!2021年公開予定の『supernova』で、コリンとの20年来のパートナーを演じているそうです。

コリンが以前何かのインタビューで「映画のキャストを決める時はよく知っている役者どうしが集められることがあるんだ。その方が本人たちもリラックスしてできるし、自然な(spontaneous)演技ができるからね」と言っていました。

他の俳優さんたちがどうなのかはわかりませんが、コリンは特定の俳優さんたちとは複数回共演しているイメージがあるので、本当にそうなんだろうなぁと思います。

最後に

以上、『モネ・ゲーム』(Gambit)の感想でした!

おまけですが、コリンは2003年には『真珠の耳飾りの少女』でフェルメール役を演じていて、今回は絵の鑑定士役でした。
芸術がわかる繊細さと知性が似合うコリン、やっぱり最高ですねぇぇ!

Colin Firth
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