田口塾の西口です。
コリン・ファースの出演作品を着々と観ています、、!
今回は『恋の掟』について、感想を書いてみたいと思います。
※ネタバレを含みます
物語が難しい
重要な登場人物が多いうえに、物語も「起承転転転転結」みたいな感じで進んでいくので、ストーリーを追っていくのが意外と難しかったです。
特に私はコリン・ファースにうっとりぼんやりしながら見ていたので、最後のほうは物語が何を言いたいのかわからなくなり、展開を眺めることしかできませんでした(笑)
描写やシーンの切り替えなどは『裏切りのサーカス』と同じような不親切さもありましたよね。まぁそれはそれで、映画の味として楽しめるものだと思います。
結局、主人公は誰なのか
最初は女の子セシルに感情移入させるような構成なのに、主人公にしてはインパクトが弱かったり、この映画のタイトルがヴァルモンだったりするので、結局誰が主役なの!?と言いたくなる感じがしました。
『Love Actually』みたいにいろんなカップルの話がそれぞれあるってわけでもなくて、抱えている問題と人間関係はみんなで共有してしまっているので、主人公がわからなくなると話が難しくなりますね。
一応Wikipediaでは、いじわる未亡人の「メルトゥイユ侯爵夫人」がキャストの一番最初に来ていました。
ただ、誰目線で見ても面白い、結論も出ないままでいいというのが、この映画なのかなと思いました。
ジェルクールと結婚?ダンスニーはどうするの?ヴァルモンとの子どもはどうするの?メルトゥイユのジェルクールへの復讐はどうなったの????みたいな疑問が湧いてきますが、それはもうそのままでよくて、そこまでのメルトゥイユとヴァルモンのドロドロな過程を目撃すればいいのかなと思います。
プレイボーイコリンも最高
コリンをスターたらしめた『高慢と偏見』、それに続く大人気作品『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズ、受賞作品である『シングルマン』や『英国王のスピーチ』などなど、コリンは代表作ではたいてい”お堅い”役を演じているんですよね。
序盤から鮮やかな笑顔を連発するような役はあまりなくて、後半から徐々に素敵な笑顔が垣間見えてそれが魅力的っていうキャラが多いと思います。
でも今回はプレイボーイ役で、甘い笑顔とペラペラ出てくる口説き文句もまた最高でした。
メグ・ティリーのことはあんな感じで口説いたのか、それとも本来の堅実なコリンを見せてギャップ萌えさせたのか、、、想像が膨らんでしまいますね(笑)
※コリンはこの映画での共演をきっかけにメグと交際し、一男を授かっていますが、メグと結婚はしていません
メグとのベッドシーンで、コリンの耳と頬が真っ赤になっていたのを見て、本当に惚れていたからなのかなぁなんて思ってしまいました。
そういうバックグラウンドを知りながら見るのも良いですね!
以上、『恋の掟』(Valmont)の感想でした。
コリンの作品を引き続き観ていきます〜!