田口塾の西口です。
1998年公開の映画『恋に落ちたシェイクスピア』(英名:”Shakespeare in Love”)を観ました!
アカデミー賞主要7部門受賞というこの映画、コリン・ファースが出ているという理由で観てみたのですが、とても良かったので感想を書いてみたいと思います。
※ネタバレを含みます
ストーリーの重なり合い
歴史上の事実と映画のストーリーが重なる部分がたくさんありましたね!
私自身はシェイクスピアにはあまり詳しくないのですが、
・ヒロインのヴァイオラ→『十二夜』の主人公
・マーロウ→シェイクスピアが有名になるより前に有名だった劇作家(実在)
・ジョン少年→シェイクスピアより少し後に出てきた、残酷な作風の劇作家(実在)
・エリザベス1世→そのまま実在
など、史実と照らし合わせると感動できるような仕掛けがたくさん散らばっています。
他にも、劇場や支配人など、実在したものを取り入れているところが多数あるようです。
また、稽古中のシーンと映画内の現実がリンクして進んでいくところも面白かったです。
戦闘シーンを稽古している時に本当に戦闘騒ぎになってしまうところは特に、映画全体をコメディに仕上げる意味でも大事なシーンでしたね。
グウィネス・パルトローが美しい
ヒロイン美しすぎる!!!
そりゃコリンも一目惚れしますよね。笑
髪を下ろした時の女としての姿にもすごく華があるし、男装している姿も綺麗で、舞台上で全員を惹きつける力がグウィネスご本人から放たれているなぁと感じました。
胸を押さえつけている布をくるくると回って外すところ、完全に脱いでしまうところも、あんなに美しいなんて、、、!
どこかで見たと思ったら、アイアンマンやアベンジャーズで出てくるPepper Potts(ペッパー・ポッツ)役ですね!
ヴァイオラ役にもぴったりでした。
コリン・ファースが悪役!
コリン・ファースは視聴者から愛されたり共感されたりする役が多いですが、一貫して邪魔者役をやるのもまた良いですね!
衣装に負けない表情や、『高慢と偏見』の序盤を思い出させるような高慢な立ち振る舞いで、真正面から役を演じているように思いました。
最後の腰抜け野郎なコリンなんて、あんな姿見られると思っていませんでしたね(笑)
コリンはインタビューで何度か言及していますが、”Don’t play what you know, play what you don’t know”(演じ方を既に知っている役は演じるな、演じたことのない役を演じろ)という言葉を大切にしています。
その意味では、いろんな役をやってきた結果として、歳を重ねても活躍し続ける今があるのかもしれないなと思いました。
他にも豪華役者陣が大活躍
主人公シェイクスピア役のジョセフ・ファインズも良かったですね!
特にヴァイオラへの熱い視線、というか全身から伝わるヴァイオラへの情熱が燃え上がっていました。
また、2009年に『英国王のスピーチ』でコリンと共演するジェフリー・ラッシュをはじめ、ベン・アフレック、トム・ウィルキンソン、2005年に『ナニー・マクフィーの魔法のステッキ』でコリンと共演するイメルダ・スタウントンなど、豪華俳優が周りを固めています。
ユーモアがあって何故か上手くいく、みたいなシーンにはジェフリー・ラッシュで、コメディ要素にはイメルダ・スタウントンって感じなんですね。
シェイクスピアとヴァイオラがお部屋でhappy timeしている時に、乳母(イメルダ)が部屋の前で椅子をガタガタ揺らしてカモフラージュしているところなんて、笑うしかないですよねww
最後に
以上、映画『恋に落ちたシェイクスピア』の感想でした。
シェイクスピアのもっと深い知識や、衣装の豪華さや音楽など、他にもたくさん見所があると思います。
シェイクスピアの有名作品の一つ『ハムレット』をつい最近買ったので、読んでからもう一度観てみようかと思います♪
また、コリン・ファースの他の作品についても感想を書いていますので、ぜひご覧ください。
田口塾の西口でした。
コメント
[…] まずライオネル役のジェフリー・ラッシュは、1997年の『恋に落ちたシェイクスピア』でコリンと共演。英国王のスピーチからは13年も前ですが、この映画でもお二人とも存在感抜群で素敵です。ジェフリーはコリンの9歳上なんですね。 […]